齋藤正博(さいとう・まさひろ)
就労継続支援B型/就労支援員・グループリーダー・パートナー
インタビュー
前職は何をされていましたか?
役者です。
なぜ朋友会で働くことになったのですか?
東京にいたので、田舎暮らしがしたかったんです。役者をやりながら、障がい者の方に演劇を教えたりしていました。
同時に農業に興味がありました。田舎暮らし、障がい者の方との関わり、農業・・この3つがマッチした職場でした。
入職して驚いたことは?
特にないです。わりとハードなところにいたので(笑)。何かあっても楽しんじゃいますね。
スタッフにとって朋友会の魅力は何ですか?
僕は農業担当なので、利用者とお米を作ったり・・農業を通じて一緒に仕事をやっているというのが魅力です。
朋友会の理念でもある『受容と共感』という考え方があります。
演劇のベースになっているのがこれで、僕はそれを演劇のワークショップで色々な方に教えています。
そこがしっくりきているので、楽しく仕事をしています。
今の仕事をやっていて良かったと思えることは?
利用者の意外な姿や長所を見れたりすると、感心します。
草刈りの外部作業へ行く時など、東京から来て道がわからなかった僕に、道を教えてくれたりしたことがありました。
今の目標は何ですか?
干しいもを作っているのですが、干しいもを売り切ることです。
うちは安いので売り切れるとは思いますが、メルカリを使って販売するなど売り方を開拓しています。
上司との関係性は?
良い関係だと思います。言いたいことは言えているし、アイデアを出すと受け入れてくれるので、働きがいがあります。
思い出に残っているエピソードを教えてください
利用者とのエピソードはいっぱいあります。
例えば、田んぼで作業をしている時に通りかかった女の子の帽子が風で飛んでしまって、
その時に作業をしていた男性の利用者が走って行って、帽子を拾ってかぶせてあげたということがありました。
その方は何も言わずにそのまま作業に戻られたのですが、なんか素晴らしいなと思いました。
目に付いた人を助けてあげたり、そういうことがいっぱいあります。
就職活動中の方(これから一緒に働く仲間に)にメッセージ
「障がい者はこうだ」とか、決めつけないで飛び込んで欲しいと思います。
今の社会だから「障がい者」と呼ばれていますが、社会が変われば、そんな風には言われないと思います。
人間としてはなんら変わることはありません。人間同士の関わりを楽しんでください。
1日のスケジュール
8:45 出勤、朝礼、利用者の受け入れ
9:30 農作業(雨の日は作業班の手伝い)
12:00 昼食、利用者と交流
13:00 農作業(雨の日は作業班の手伝い)
15:00 送迎
15:30 休憩
15:45 片付け、掃除、ミーティング
16:30 退勤